【iOS 9の新機能】コンテンツブロッカーによる広告ブロックまとめ
目次
iOS 9のSafariでのコンテンツブロッカー(コンテンツブロック)とは
コンテンツブロック機能とは、iOS9から利用可能になったSafariでWEBページ閲覧時にバナー広告などをブロック(非表示)にする機能です。
利用可能になったSafari Extensionsという拡張機能の1つなので、使いたい機能があるアプリのインストールした後にSafariの設定で機能を有効にする必要があります。
コンテンツブロックアプリ例
- 1Blocker – Block ads, tracking scripts, anything – Salavat Khanov 無料 or ¥360
- Crystal – Block Ads, Browse Faster. – Dean Murphy¥120
- Blockr – Privacy, Media and Ad Blocker for Safari – Tim Pollert¥120
- Purify Blocker: The Best, Simplest, and Fastest Blocker for Safari – Chris Aljoudi¥480
コンテンツブロックの手順は?
ほりべあぶろぐさんの記事がわかりやすかったので、こちらをご覧下さい
コンテンツブロックするメリット・デメリット
<メリット>
- 広告等が表示されなくなり、表示が高速なる可能性が高い
- データ使用量やバッテリーの節約になる
<デメリット>
- 無料で記事を書き広告収益を得ているサイトやブログの収益が減少するため、
記事の本数低下や記事の質が低下する可能性があります
広告が煩わしいと思ってる方には朗報ですが、サイトやブログを運営している方にとっては収益に影響がある可能性があります。
無料で利用出来るものも有料プランがあったり、広告が配信されていることでそのサイトが成立しています。
WEBではないですが、無料のポケットティッシュなどの配布なども同様です。
コンテンツブロックでブロックするものは?
- 広告表示(Google・Yahooなどの検索結果に表示される広告・バナー広告)
- Google analyticsなどのアクセス解析ツール
- ABテストツール
- リターゲティングタグやコンバージョンタグ
- タグマネージャー(GTM・YTM)などで表示させているタグ
Google analyticsという解析ツールも無効化するという「でぶててのWEB録さんのブログ」から引用させて頂きました。
YTM:Yahoo Tag Manager
直貼り:Google Analyticsタグ直接貼った場合
アプリ | GTM | YTM | 直貼り |
---|---|---|---|
1Blocker | ◯(表示) | ×(非表示) | ◯(表示) |
Blockr | ◯(表示) | ×(非表示) | ◯(表示) |
Crystal | ×(非表示) | ×(非表示) | ×(非表示) |
Purify | ×(非表示) | ×(非表示) | ×(非表示) |
どちらにせよ、CrystalやPurifyはしっかりブロックしているのでこの2つのアプリがダウンロードされるかですね。
インターネットユーザー約30億人のうち、「広告ブロック」のユーザーは6%程度ということになる。
「広告ブロック」によって広告が表示されないことの損失額は、2015年の推定額で218億ドル。ネット広告全体の14%が「広告ブロック」で失われている、と見る。
この損失額は前年比86%の増加だが、2016年にはさらに90%増の414億ドル(約5兆円)に達すると見積もっている。
今後のトレンド予測
検索結果の広告、バナー広告がブロックされていくことから、WEB広告配信企業には大きな痛手となるでしょう。
おそらく、リターゲティングのタグも表示されなくなり配信ボリュームも減っていくのでCriteoなどのダイナミックDSPの広告配信にも影響度は高そうですね。
今まで使っていたWEB広告予算を消化出来ない分、ネイティブ広告のうちの記事広告・Safariでブロック出来ないFacebook・Twitter広告などが増えそうですね。
また、アフィリエイト広告の表示側には影響が無いと思われるが、「JavaScript型でも計測が出来ないことはあるのかな」とふと疑問に思ったりします。